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海に捨てた一杯の水、一億年後は?

原子は非常に小さいが、物質である以上、重さも大きさもある。どうにかして測ることができないか…と化学者達の研究のすえ発見されたのが「アボカドロ定数と1モル」だ。化学のブログではないのでこのワードの詳細は割愛して(汗)、規模感のお伝えを。 コップ一杯の水(180ml)があるとする。水H²Oは「18mlで1モル(というアボガドロ定数)」だから10モルとなり、コップのなかには水の分子が『6×10の24乗』個入っていると計算できる。 さて、このコップの水分子を赤く着色したとして、それを東京湾の海にポチャンと棄ててその1億年後、さっきのコップで海水をくみ取ったとき、「そのコップ1杯の水の中に赤い水分子(捨てた水)は入っているだろうか?」

さあ水になってみると… 東京湾の水に混じり、太平洋の水に混じり、雲になってアメリカ大陸やアフリカ大陸に渡って雨となり…世界中にバラまかれての1億年後。1億ってのはホントに分散されるってことね(笑) 答えは…

赤い水分子は数百個単位で入っている! アボガドロ定数というのはそれくらい大きな数なんです。

濃度で規制か、総量で規制か

公害などで使われるppm、ppbという単位。 ppm…パーツ・パー・ミリオンで100万分の1 ppb…パーツ・パー・ビリオンで10億分の1 なので、 大変に薄い濃度を示す単位なのだが、これを分子数で考えると、別の面が見えてくる。

コップの水分子の中に「青い水分子」が1ppb(10億分の1)だけ混じっていたとする、その個数は6×10の23乗×10のマイナス9乗=6×10の14乗個となる。 この数は600兆個だ(+o+) コップの水の10億分の1の濃度だったとしても、分子の数は600兆個!

濃度で考えると実に「微量」に感じるが、個数で考えると「大量」! どちらで考えるかはケースバイケースだが、例えば最近の公害規制は、濃度規制から総量規制に変わりつつある。こちらの考え方が大勢を占めつつある、ってことなのだろう。

目からウロコ

・お風呂への1滴だとしても、分子レベルでは大量!とも言える ・化学やミクロの目で見ると、少しでも多量!

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