・プラスかマイナスに帯電したあなたの体が悪い! ・マイナスの電気が放出され痛タタタ! ●そのメカニズム 私たちの身の回りにはいろいろな「もの」がある。金属、プラスチック、繊維など、その素材や構造はさまざま。これら、私たちの身の回りにあるものはすべて電気をもっている。それは、どんなものでもプラスとマイナスの2種類の電気。通常は、プラスの電気とマイナスの電気を同じ数だけもっている。 通常は同じ数で中性。プラスでもマイナスでもない「電気を帯びていない状態」といえる。このときはパチッとすることはない。
しかし、このバランスが良い状態は常に保たれるわけではなく、ある現象をきっかけに簡単に崩れてしまう。その「ある現象」とは分子間の「衝突」。異なる2つのものが衝突すると、片方からもう片方へマイナスの電気が移動する。 2つのものの間にはマイナスの電気を「奪う側」と「奪われる側」という関係があり、これは「もの」によってマイナスの電気を引っ張る力が異なるために生じる関係性である。。マイナスの電気を引っ張る力が強い方へ、もう一方のマイナスの電気が移動する。バランスを崩してしまったわけ。 このバランスが崩れた状態のことを静電気、また静電気を帯びていることを専門的に帯電していると言う。 なるほど、「静かに電気を帯びてますよ」ってことか。バランス悪いんだからやじろべえ電気の方が分かりやすかったなぁ…(笑) 静電気にはプラスに帯電した「プラスの静電気」と、マイナスに帯電した「マイナスの静電気」が存在することになる。 「静電気」を帯びたものは電気的にバランスが悪い状態で、どうにかして元のバランスが良い状態に戻ろうする。つまづいてバランスを崩したときに体勢を立て直そうとする人間の動作と同じ。転びたくないのでバランスが良い状態に戻ろうとする。 静電気は、気温25度以下・湿度20%以下の環境で発生しやすくなる。つまり、冬の室内環境は、静電気がとても発生しやすい環境だ。 もう一つ。人間は日々の生命活動を生体電気反応で行っているのだが、なんらかの理由で電子を放出(マイナスイオンが無くなる)してしまうとプラスの電気に傾く。静電気がたまるというよりも、電子(体内電気)が無くなることでプラスに帯電することが問題なわけだ。 ・冬は用心する ・体内電子が無くならないよう気を付ける←どうすんねん(調べること、宿題) ことが大切である。ちなみに服の素材の帯電のしやすい順。
●痛みの正体 プラスに帯電したものとマイナスに帯電したものが近づくとどうなるか? マイナスに帯電した側のマイナスの電気は、プラスに帯電した側に戻ろうする。そして両者が触れた(極度に近づいた)ときに、マイナスの電気は、プラスに帯電した側に戻る。このマイナスの電気が戻る動きを放電と言う。放電とはつまり「マイナスの電気がプラスに帯電されたモノへの放出」であり、このときに電流が流れる。
エレベータのボタンがマイナスに帯電していたとする。反対に、そのときに自分がプラスに帯電していたとする(人間はプラスに帯電しやすい性質をもっている)。この状態でエレベータのボタンに触るとマイナスの電気が自分の手に流れ込んでくる。「放電」が起き、電流が流れているということ。。感電(身体が電気に触れる)している状態で、人は痛みを感じる。 一般的に、この軽い感電を指して「静電気」という言葉が使われるが、正確にはこれは静電気によって起きた放電なのだ。 「電荷のバランスをやじろべえのように崩してプラスに帯電してた体に、マイナス電気がプラスを求めて放電した、電流が流れて痛かった」が分かりやすいと思うけど、よけいに分かんないかなぁ(笑)
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