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石けんは洗浄力も刺激もパワフル(石けん、その1)

石けんの優しさは幻想

石けん=優しい万能洗剤は消費者の思い込み。 「界面活性剤は怖いから、無添加石けんが安心よね~」というナチュラル派女子は少なくない。だが石けんは、アルカリ剤と油脂を化合して作られる『代表的な界面活性剤』である。 ただし界面活性剤は必ずしも悪くない。言いたいのは、石けん自体が決して肌に優しくないという事実。そして多くの消費者が『昔からある石けんなら安心』と信頼しきっているという問題。

敏感肌なら肌荒れも大いにありうる

石けんのアルカリ性は、乾燥&刺激を誘発しやすい

人の肌は弱酸性。そして刺激や乾燥を防御するため『天然保湿因子』『細胞間脂質(セラミド)』『皮脂』を分泌している。 一方、石けんはアルカリ性なので肌にとっては刺激であり、敏感肌だと肌荒れすることもある。アルカリ性により肌バリアに必要な皮脂に対する脱脂力も強く、洗いすぎると乾燥によって皮脂腺が活発化して皮脂が出やすい肌質になってしまう場合もある。

目からうろこ

「牛乳せっけん、よいせっけ~ん♪」のCMメロディとともに一番やさしい洗剤は石けんといつの間にかイメージしてた。なるほど、弱酸性の肌に対してアルカリ性、ここからなんだね。ただ、界面活性剤は必要(洗うためには)とか、少し勉強してると石けんも新しく見えるから不思議だ(^^;

引用文献 「オトナ女子のための美肌図鑑」かずのすけ著、株式会社ワニブックス(2017年) ★シンプルで分かりやすい、イチオシ本です(^^)/

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