短所1、アルカリ性
人間の肌は弱酸性。一方、石けんはアルカリ性で脱脂力が強く、肌に必要な皮脂まで奪いがちだ。石けんで洗いすぎると乾燥肌になることがある。肌を守る「皮膚常在菌」は弱酸性環境が最も得意。アルカリ性の石けんを過剰に使うと、良い菌の生育を阻んでしまう
短所2、タンパク質変性
肌はタンパク質でできている。そして肌の潤い成分「天然保湿因子」を生成するのもタンパク質。しかし石けんには強い「タンパク質変性作用」がある。眼に入って目が痛むのは眼粘膜のタンパク質に作用しているからだ。
短所3、洗浄力が強すぎる(長所でもある)
洗浄力が強すぎるため、肌に必要な潤い&バリア物質まで奪い、使いすぎると乾燥肌になりがち。刺激性で言うと、石けん成分の分解は早いので肌に残留しても残留刺激は少ないのだが、皮脂が不足している敏感肌やアトピー肌には大きな負担になってしまう。洗浄力や刺激性はメリット、デメリットをふくんだ諸刃の剣といえる。
引用文献 「オトナ女子のための美肌図鑑」かずのすけ著、株式会社ワニブックス(2017年) ★シンプルで分かりやすい、イチオシ本です(^^)/
Comments