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石けんって、そもそも何者?(石けん、その2)

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石けんは、油脂&アルカリ剤を化合して作る代表的な陰イオン界面活性剤

石けんの原料は「油脂」に水酸化ナトリウム(苛性ソーダ)などのアルカリ剤を加えて作る化合物。 成分表では「石けん素地」などと書かれる場合や、全部の原料が列記される場合など、4種類の表示パターンがある。

石けんの成分表示4パターン

  1. 石けんとそのまま書く ・石けん素地(固形石鹸) ・カリ石けん素地(主に液体) ・カリ含有石けん素地

  2. 石けんの化学名を書く (固形)ラウリン酸Na、三リスチン酸Naなど (液体)ラウリン酸K、未リスチン酸Kなど

  3. 石けんの原料に分けて書く 「脂肪酸+強アルカリ剤」…

  4. 油脂とアルカリ剤に分けて書く 「油脂+強アルカリ剤」…ヤシ油、パーム油、オリーブ油、馬油+水酸化Naや水酸化K

昔ながらのシンプルな石けんは1の表示パターンが多め。市販の洗顔料やボディソープはだいたい3。kの場合、成分表示に「水酸化Na(ナトリウム)」か「水酸化K(カリウム)」があれば8割がた石けん。2と4は表示としては少数派。

石けんの原料は超危険な劇薬!

石けんの原料である「水酸化ナトリウム(または水酸化カリウム)」は、触れれば肌が溶け、目に入れば失明もありえる劇薬だ。むろん化学反応後は別の物質になるので、市販の石けんは安全だが、『合成洗剤は硫酸などの危険物質が原料だから石けんが安心お♪』という主張はズレている。

目からウロコ

石けんは優しい…は、昔からの先入観とイメージ戦略の賜物だったんだ(+o+)

引用文献 「オトナ女子のための美肌図鑑」かずのすけ著、株式会社ワニブックス(2017年) ★シンプルで分かりやすい、イチオシ本です(^^)/

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