バターとマーガリン、違いは「主成分」
「バター」と「マーガリン」の違いは「主成分」にある。「バター」と「マーガリン」はともに、成分の80%以上が油脂でつくられている。油脂のなかでも「乳脂肪分」が使われているものを「バター」と呼び、「植物性・動物性の油脂」が使われているものを「マーガリン」と呼ぶ。味や形状も異なるため、用途によって使い分けるのがオススメ。

値段は「バター」の方が高く売られている
「バター」と「マーガリン」の値段を比較すると、「バター」の方が高く売られている。値段に差がつく理由は、「バター」には牛乳から採れる「乳脂肪分」が含まれているから。動物由来の油脂であるため採れる量にも限りがあり、そのぶん値段が高くなる。
発祥国が違う
バターの発祥の地はインド、マーガリンの発祥の地はフランスだといわれている。バターの起源は明確に残されていないが、紀元前2,000年ごろに記されたインドの経典に医薬品や化粧品としてバターらしきものの記録があるとされている。 マーガリンの起源は明確に判明しており、1869年にフランスで作られたのが最初。戦争によるバター不足を解消するために考案された。
味わいの違い
バターとマーガリンは、用途や見た目が似ているものの、原料や製造方法が異なるため、味わいにも違いがある。バターは香りやコク、旨味が強く、マーガリンはバターに比べるとあっさりとした味わい。
「ファットスプレッド」はマーガリン類の1種
「マーガリン」とよく似た形状で売られている「ファットスプレッド」。「ファットスプレッド」はマーガリン類の1種で、含まれている油脂の量が80%未満となっている。「マーガリン」に比べて水分量が多いため、柔らかく扱いやすいという特徴がある。
「バター」はお菓子作りに適している
「バター」と「マーガリン」は用途によって使い分けることで、風味や形状を活かすことができる。お菓子作りの場合、風味や味を重視するのであれば「バター」が適している。「バター」の代わりに「マーガリン」でお菓子をつくると、軽い口当たりのあっさりとしたお菓子がつくれる。ただ、「バターケーキ」や「バタークッキー」など、「バター」を主体としたお菓子には「マーガリン」は適していない。
食材を活かしたいときは「マーガリン」がいいかな
あっさりとした味わいの「マーガリン」は、食材の味を活かしたいときに適している。たとえば、サンドウィッチなど他の食材の味を楽しみたいときは「「マーガリン」はやわらかく使いやすくなっている。どちらにしもて「何をどのように食べるのか」で、「バター」と「マーガリン」を使い分けてみるのが良い。
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