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シャンプー経皮毒の科学、後編(経皮毒、その3)

経皮毒は蓄積されて毒性に、発がん性物質でもあるは本当か

そもそも体内に蓄積されたり、発がん性のあるものは、化粧品材料として認可を受けれない。仮に、少しでも疑わしい点が見つかった場合、即座に審査実験が行われ、その安全性を再検討する法整備を含めたシステムが機能している。メーカーも自主回収なんてリスクを避けたいので、徹底的に実験を行っている。 (※平成22年の小麦加水分解物を配合した「茶のしずく石鹸」での小麦アレルギーによるメーカーによる回収指示や、平成15年のコウジから得られたコウジ酸にマウスでの実験で長期高濃度で使用した場合、腫瘍形成の恐れあり…と使用量の見直しがあった) 一般薬局で売られている商品の大半は、問題なく使われて20年以上の実績のある成分が大半であり、それらで構成された商品が本当に「経皮毒」として成り立つには、国がひっくり返るくらいの証拠が必要である。

デリケートゾーンの経皮吸収性の真実

「女性のデリケートゾーンは経皮吸収性が42倍!」とかの説が出回り、それに便乗している布ナプキンの業者もいる。この42倍の実験は、経皮吸収性のあるステロイド系の医薬品『ハイドロコーチング』を使って行ったもの。効能のためにもともと経皮吸収作用を持たせている医薬品を使うのは筋違い。化粧品成分で実験すればこんな数字は出ない。その説明無しにこの実験結果を汎用的に引用するのは、本来やってはいけないことだ。プロ野球選手の紹介をする時に、小学校時代のデータをもってきて打率6割(そして小学校時代であることはわざと書かない)としたらどうか?事実ではあるけど、それはおかしいな話しだろう。そんなことすればどんなウソだって作れてします(+o+)

炎症と経皮毒は無関係

シャンプーで炎症が起きるのはは脱脂力と皮脂に関係が深く、体にラウリル硫酸ナトリウムが浸透して悪さをしているのではない。脱脂されたことにより、皮膚が正常な代謝を行うことができずに炎症を起こしているだけだ。

また洗剤などで肌が荒れるのは、成分が皮膚の表面に刺激を与えているからで、肌内部へは浸透していない。

体に蓄積されたり、薬剤による刺激で炎症が起きているものを「経皮毒」と論点をすり替えて一括で考えてしまっていることが、この造語にインチキ臭さを与えている。 肌の質や皮脂の分泌量というのは、睡眠や食生活などの生活リズム、年齢によって刻々と変わりる。毎日使っていた洗顔料だと顔がピリピリして、セッケンやお湯洗いに変えた…なんて経験はないだろうか。 頭皮の皮脂の量も変わり、また体質によっては一部の成分が炎症を起こすこともあるが、それらは皮膚表面で起こる反応であり、シャンプーを変えたり止めれば収まる話で経皮毒とは関係はない。

頭皮の過剰な脱脂は頭皮にダメージとなるので、脱脂力の低い(洗浄力も低い)アミノ酸系シャンプーなどに変える、シャンプーは2、3日に1回にして、それ以外はお湯で流すだけにする…などの個人的な対応で十分になんとかなる話である。

引用文献 「オトナ女子のための美肌図鑑」かずのすけ著、株式会社ワニブックス(2017年) ★シンプルで分かりやすい、イチオシ本です(^^)/

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